3-8 電気めっき
〜ファラデー定数を求める〜
















































実験風景

実験風景

 めっきの歴史はたいへん古く、紀元前1500年に最初のスズめっきが、メソポタミア北部のアリッシアで行われたと言われている。これは鉄面に溶かしたスズを塗り、光沢を持たせるだけでなく、防錆加工として用いられていた例である。わが国では1400年前、中国から仏教が伝わったときにめっき技術が伝わり、東大寺などには金めっきが施されている。現在では、めっきは装飾や防錆だけでなく、硬度、耐薬品性や伝導性の向上などを目的とした表面加工技術の一つとして重要な役割をなしている。その目的や用途に応じて様々な種類のめっきが行なわれている。
  この実験では、“電気めっき“という手法を用いて、実際に銅やニッケルめっきを行なう。そして、電気めっきで起こる化学反応を理解するため、金属析出量から電気化学の基礎となるファラデー定数を求める。さらに、電気めっきの応用である“電鋳”という技術に触れる。